注意事項

このサイトは、ある臨床家の考え方だと思って下さい。
何かの症状はあるが、病院のどの科に行って良いのか分からないと言った方の助けになればと思い、可能な限り簡単な文章で、わかりやすさを意識して作りました。
医療知識がないと、どうしても自分の症状を甘く見積もる傾向にあるので、このサイトをみて安心することなく、必要に応じて医療機関に行くようにして下さい。

しびれの種類による分類(ぼんやりしたしびれ)

ぼんやりとしたしびれ


関節や筋肉が原因

かなり多くの場合は、これらが原因です。
整形外科で椎間板ヘルニアと言われたとしても、この状態の可能性がかなり高いです。

カイロプラクティックやマッサージ・鍼灸などの代替療法を受診して下さい


整形外科では、あまり大きな変化が見られません。そのため代替療法を受けるのが良いように思います。
ただし、先生の知識などにより正確に診断されないこともありますので、注意が必要かもしれません。

循環が原因

特に冬場などにしびれが強くなる場合に、可能性として考えられます。
多くの場合は、冷えを伴います。ただし自分で感じるだけでなく、他人に触って貰っても冷えを感じる場合に可能性が高くなります。

内科や循環器科を受診して下さい


多くの場合は、身体の深部を走っている動脈や静脈の問題があります。マッサージなどでは狭くなった原因が剥がれ血栓となり、他の臓器に飛ぶ可能性もあり、原則として、代替療法は受けないようにしましょう。

内臓が原因

鈍い痺れや痛みで、
左肩のみに感じる場合は心臓、右肩のみに感じる場合は胆嚢の可能性もあります。

内科や循環器科を受診して下さい

 
痛みや痺れが鈍い場合には、内臓からの関連痛と呼ばれるような状態があります。この場合は、代替療法を受けても意味がありません。
心臓の場合は、胸苦しさや、その他に左顔や左肩にも鈍い痺れや痛みを感じ、
胆嚢の場合は、腹痛や右顔、右肩にも鈍い痺れや痛みを感じます。
 
筋肉や関節の可能性もあるのですが、内臓の原因がないことを確認してからの方が、より安心してケアが出来ると思います。

最後に


椎間板ヘルニアは、とても難しい状態で、レントゲンやMRI上では、椎間板が出ているが、必ずしもそれがしびれの原因になっていないことがあります。
かといって、整形外科が間違ってると言うわけではなく、状態をどう捉(とら)えるかと言う視点の違いです。
関節や筋肉が原因の場合でも、整形外科の牽引や投薬治療で改善することもありますので、2〜3週ほど継続してみて、その変化に満足しなかった場合の、一つの方法として考えてみて下さい。

関連情報

手の痺れ

手や腕の痺れを感じる代表的な病名


足の痺れ

足の痺れを感じる代表的な病名